14日のNHK大河ドラマ「豊臣兄弟!」第23回の冒頭、前回に続いて登場した毛利氏の外交僧・安国寺恵瓊(立川談春)が、織田信長(小栗旬)の人物評を披露。恵瓊は本能寺の変を予見したと言われる。

 摂津の荒木村重(トータス松本)が信長に背くよう工作した恵瓊。「お見事」と宇喜多直家(緋田康人)に感謝された。その場には毛利輝元(濱正悟)、小早川隆景(山本浩司)、吉川元春(こばやし元樹)がおり、毛利氏勢力圏に隣接する播磨に攻め入った織田軍への対応を話し合う。

 一気に天下を狙うべしと主張する直家に対し、輝元と隆景、元春は慎重な構え。「織田はいずれ必ず我らの所領にも攻め入ってきますぞ」と直家が訴えると、恵瓊は「いまだかつて、あれほど多くの者に裏切られた男を私は知りませぬ」と語った。輝元は「家臣に裏切られるなど愚の骨頂」と信長の〝自業自得〟を示唆した。

 ドラマでは描かれてないが、その数年前に恵瓊は「高ころびにあおのけにころばれ候ずると、見申し候」と信長について語っていた。これが、明智光秀の謀反で命を失った本能寺の変を予見した言葉だと言われる。

 この「高ころび」は最近、高市早苗首相について一部で使われる例がみられる。高支持率から転げ落ちるといった意味合いのようだが、恵瓊の言葉が永田町でよみがえった格好だ。