玉野競輪GⅢ「開設72周年記念 瀬戸の王子杯争奪戦」は28日、準決勝が行われる。最終12Rでは松浦悠士(32=広島)と柏野智典(44=岡山)が人気を集めるが、立ち直った上田尭弥(25=熊本)が大仕事をやってのけるかも。

 輪界のガルベスにパワフルさが戻ってきた。2日目(27日)二次予選8Rで3番手確保から2角まくり。坂井洋(28=栃木)―吉沢純平(38=茨城)のまくり追い込みの前に敗れたが番手の佐藤幸治(37=長崎)とともに準決切符をつかんだ。「記念の準決は久々。乗れて良かった」。GⅢでは昨年12月松戸以来、今年初のセミファイナルを喜んだ。

 昨年後半あたりから不振に陥り、昨年のこの時期から5点近く競走得点を落としている。しかし、前回佐世保で決勝に駒を進めるなど、徐々に浮上の兆しは見えていた。

 加えて、佐世保後に「合志(正臣、45=熊本)さんにセッティングをいじってもらいました」。大先輩の手腕が功を奏し、初日(26日)の一次予選で今年2勝目を挙げた。「あの1着は気持ちの中で大きかったですね。合志さんさまさまです」と振り返った。

 熊本勢は現在、若手が次々に台頭している。それだけに「若手の成績が上がっている分、なかなか立ち直れなかった。不振の時期は本当に苦しかった」。その闇からようやく抜け出す時が来た。3日目(28日)準決12Rは大塚健一郎(45=大分)の援護を受け、自分らしい走りで決勝シートをつかむ。