国民民主党の玉木雄一郎代表(53)は21日、松山市内でぶら下がり取材に応じ、岸田文雄首相のウクライナ電撃訪問ついてコメントした。

 岸田首相は訪問先のインドからポーランドに入る際にチャーター機を利用して、ウクライナに到着した。首都・キーウでゼレンスキー大統領との会談が予定されている。

 玉木氏は今回の受け止めについて「国民民主党としては(今年5月の)G7の議長国として我が国の総理だけが、ゼレンスキー大統領と直接会っていないということではですね、G7の議長国としては相応しくないと思っていた。これを国会の事前承認を必ずしも受けることなく、これは国益の観点から『(ウクライナに)行ってくれ』と国会のなかで主張していたので、このタイミングで電撃訪問という形になったことは評価したいと思っています」とした。

インドのモディ首相(右)と会談した岸田首相(ロイター)
インドのモディ首相(右)と会談した岸田首相(ロイター)

 岸田首相はウクライナ訪問に向けて着々と準備していた。玉木氏は3日間のインド滞在が予定されていたことに触れ、「正直、(訪問は)このタイミングかなと薄々、思っていました。現地の被害の実態もしっかりと見て聞いて、それをこれからの対ウクライナ支援、政策に活かしてもらいたいです」と政府に求めた。

 国会の事前承認なしに岸田首相がウクライナに電撃訪問したことをめぐっては、日本テレビが速報で伝えた。

「NNNさんがポーランドで報じたんですけども、メディアの報じ方の在り方も、今回は少し考えたほうがいいなと思いました。もちろん各社企業努力でそういった報道をする。報道を具体的にしてしまうと、岸田首相のみならず、ゼレンスキー大統領側にも、ある意味で危機にさらす可能性がある。機微に富む外交案件の報じ方については、どういったルールでやっていけばいいのか。メディアの報じ方もあり方についてもセキュリティーに関わるので、どこまでどのように報じるか。難しいところですが、そこも『報じればいい』のではなく、セキュリティーの関係をどう報じるのか。今後、検討すべき案件のような気がします」と苦言を呈した。