邸宅侵入の疑いで逮捕されたNHK札幌放送局アナウンサーの船岡久嗣容疑者(47)が、被害に遭った女性アナウンサーAさんの自宅周辺に以前も来ていたという情報をキャッチした。何とそこで交際を申し込んだこともあったという。今回AさんがNHKの同僚ではなく、親しい知人男性にSOSを出さざるをえない〝事情〟も事件の背景にあったようで――。

 船岡容疑者は先月17日の深夜、後輩の女性アナウンサーAさんが住む都内のマンションに無断で立ち入ったとして同20日に警視庁中野署に逮捕。部屋に入ろうとした際、中にいたAさんの知人男性ともみ合いとなり、3階から飛び降りて負傷入院していたことも明らかになった。

 すでに今月3日に釈放されているが、Aさんへのストーカー行為が悪質で、緊急性があるとし、ストーカー規制法に基づく禁止命令が出された。ストーカー行為を繰り返した場合、再び逮捕される可能性がある。

 船岡容疑者のストーカー行為などの把握について、NHKは「捜査に関することは、お答えを控えさせていただきます」としている。

 船岡容疑者が一方的にAさんへの好意を募らせていたとも伝えられるが、なぜAさんの自宅マンションを知っていたのかという疑問は残る。

 かつて同じ勤務地で先輩、後輩として良好な関係を築いていたという2人。取材を進めると、実は船岡容疑者は以前にも東京を訪れ、Aさんと話し合いの場を持ったことがあったという。

「昨年8月にスポーツ中継担当を外されたうえで、札幌に〝飛ばされた〟船岡アナは、東京に栄転したAさんにしつこく連絡。Aさんはそれをむげにできず、愚痴などを聞いていたが、それが次第に交際を求めるようになった。自宅近辺で交際を迫られたこともあり、船岡アナに自宅を特定されていたことは知っていたんです」(民放関係者)

 先月17日、船岡容疑者は札幌から飛行機で、東京へ。それを知ったAさんは自宅マンションに来ることを恐れ、知人男性に部屋にいてほしいと連絡を入れる。その男性はNHKの同僚などではなく、親しくする民放キー局の関係者だった。

 一部で、船岡容疑者とは不倫関係だったとも報じられているが、NHK関係者によれば、Aさんは否定しているという。

「船岡アナからのストーカー被害をNHKの同僚などに相談していれば、防げたのかもしれないが、相談できる人物がいなかった。それは以前の勤務地時代から不倫関係を周囲に疑われていたことがトラウマになっており、上司などに相談しづらかったとか」(同)

 船岡アナは、生きがいだったスポーツ中継を突如外され、札幌に赴任となったことについて意気消沈。一方、Aさんが東京で栄転していく姿を見て、自身が冷遇された理由に「何か関係しているのでは?」との疑念とともに、嫉妬を膨らませていたという。

 局内不倫報道で表舞台から姿を消したNHKの阿部渉アナの処分なども一切公表されていないことから分かるように、今回の件も公表されることはないとの見方が強い。

 実力派アナによる後輩アナへの前代未聞のストーカー事件。逮捕され、ストーカー規制法まで適用されたとあっては、あきれるほかない。