スーパーバンタム級(55・3キロ)に転向したボクシング前4団体統一世界バンタム級王者の井上尚弥(29=大橋)に、対戦が濃厚なWBO&WBC世界スーパーバンタム級王者のスティーブン・フルトン(28=米国)が早くも〝圧勝宣言〟だ。

 両者の対戦が確実視される中で井上有利の下馬評となっているが、フルトンが再び井上撃破に自信を見せた。

 米メディア「ラストスタンド・ポッドキャスト」で司会者に井上に関して問われると「おれは彼を凌駕する」と余裕の笑みを浮かべた上で、その理由をこう力説した。

「パワーは重要ではない。彼ら(ファンや解説者)は(試合の)記録を見ているのでパワーが重要なのかもしれない。井上は私のようなスタイルの選手と誰か戦ったことがあるのか? 彼はいったい誰と戦ったんだ? おれはあらゆるファイターのスタイルを併せ持っている。井上と対戦した選手の中で、おれのように(戦い方を)ミックスできるやつを見たことがない」と持論を展開した。

 さらに、井上の武器である圧倒的なパワーを繰り返し否定する。
「戦いはパワーだけでは勝てない」と自信満々のフルトンは「おれは賢い。君たちはおれがどうやってここまで来たと思ってるんだ? おれのスキル、考え方、スピード、滑らかさ。そして、おれにはパワーがないと誰もが言うが、8オンスのグローブを着用すれば、誰もがパワーを持てるんだよ。すべてのパンチを感じるはずだ」と自らの技術の優位性を強調した。

 井上を〝挑発〟したフルトン。その言葉は自信から来るのか、それとも不安の裏返しなのか。