フジテレビ系「ワイドナショー」(日曜午前10時)の降板を一部で報じられた「ダウンタウン」松本人志(59)が、3月19日か同26日にも卒業理由を説明する方向で調整されているという。松本は2月26日の放送も出演せず、3週連続で欠席。来月は東京マラソンや名古屋ウィメンズマラソンが控えているため、次の出演がラストになる可能性もある。

「ワイドナショー」は2013年10月に深夜帯でスタートした。普段ワイドショーで取り上げられる側のタレントが取り上げる側になり、トークする番組。タレントの東野幸治がMC、松本はコメンテーターを務め、生放送ではなく事前収録されている。放送枠の変更を重ねて現行枠に落ち着いた。

 今年10月で放送丸10年を迎えるが、その区切りを前に松本が降板すると23日配信の「フライデー」電子版で報じられた。これについて、翌24日のフジの定例会見で大多亮専務取締役は「今ここでお答えできない」と明言を避けた。

 だが、フジ関係者によれば、松本は3月いっぱいで降板し、同月の放送回で卒業理由を説明する方向で調整されているという。

「フジテレビは3月5日に東京マラソン、12日に名古屋ウィメンズマラソンをそれぞれ生中継するので、『ワイドナショー』は2週連続休み。松本さんは19日か26日放送で卒業理由を説明する予定です」(同)

 東京マラソンはフジテレビと日本テレビが隔年で中継しており、今年はフジが担当。名古屋ウィメンズマラソンは例年フジが放送しているため、このような形になったというわけだ。

 もっとも、降板報道後初となる26日放送も松本は欠席した。

「欠席は2月12、19日放送に続き、3週連続です」(同)

 松本は、昨年4月放送から毎週ではなく隔週の出演に切り替わっているため、次の出演が最後になる可能性がある。

 番組を降りる大きな理由は〝キリトリ記事〟といわれている。

 松本の発言は大きな影響力を持ち、ネット記事にもなる。ただ、本人は一部のメディアが自身の発言の真意を伝えない〝切り取り〟をしていると主張し、不快感をあらわに。同7月放送では「キリトリ記事禁止」と黒字で自ら手書きした白いフリップをテーブルの上に出して出演した。

「このフリップは使い回しで、出演が終わるたびに他の小道具とは別に丁重に保管しています。万が一、フリップを破損して、松本さんにまた書いてもらうことがあってはならないので」(同)

 松本が降板すれば、スタッフがそのような手間をかける必要もなくなるが、「ワイドナショー」のダメージは大きい。

「松本さんが隔週出演になっただけで、視聴率が下がってしまいましたからね。それだけ松本さんがどういう視点でニュースを見ているかが、世間の関心事でしたから。降板となれば、さらなる視聴率低下は避けられませんよ」(芸能関係者)

 超大物コメンテーターがニュースを斬る日はもう来ないのだろうか。