121、122期にスポットを当てる「Challenge! 新人選手紹介」。今回取り上げる畠山ひすい(20=北海道)は逃げ切りで卒記クイーンに輝いた122期生一番の積極型だ。本格デビュー後も愚直に先行勝負にこだわる彼女の素顔に迫った。
埼玉県川口市出身の畠山は小学生のころ「たまたま大宮競輪場のイベントに行った」際に初めて競輪を見て「カッコいいな、と興味を持ちました」。この出会いがのちに運命を変えることになる。
高校は北海道の進学校へ山村留学をした。あくまでも大学進学を考えての行動だったが、留学先の函館にはホワイトガールズプロジェクト(北海道所属選手を養成し誕生させるため、選手会を中心とした函館けいりんが立ち上げた企画)があり、サッカーやバスケットで体を鍛えていたスポーツ少女の畠山もこれに参加。そして小学生のころに見た〝競輪選手〟への思いが再燃してきた。
122期の養成所の試験に適性で合格。「大学に進学するか、養成所に入るか…。ギリギリまで迷っていました」。結局、養成所入りを決断し、プロスポーツ選手となる道を選んだ。
入所後は秘めていた高いポテンシャルが爆発。先行回数トップタイを誇るなど技能組顔負けの好成績を収め、卒業記念レースではなんと逃げ切り3連発で卒記クイーンに輝いた。
将来の〝先行女王〟は、大きな期待を集めて昨年7月に本格デビュー。コンスタントに優出はするものの、あと一歩粘り切れないレースが続いている。「道中の動きなど、先輩たちが上手で…。なかなか練習通りの力を出し切れないし、去年は予選で1勝もできませんでした」と悩まし気だ。
それでも先行を貫く姿勢を選手仲間は高く評価しており、〝彼女は絶対に強くなる〟とベタ褒めする先輩もいるほど。ペース配分を覚えていけば、必ず大化けして上位戦線で活躍する先行選手になるだろう。
現在はCSCに冬期移動中。「ナショナル経験のある鈴木奈央さんや山口真末さんなど強い方と練習をさせてもらっています」とさらなる脚力の底上げを図っている。
憧れの選手は、ガールズケイリンの先行の選手の代名詞ともいえる奥井迪。ただ意外にも「まだ戦ったことはもちろん、お会いしたこともないんです」。寂しそうに明かしたが、近いうちに直接対決の機会は訪れるだろう。その時はもちろん、先行勝負で胸を借りるつもりだ。
Q&A
――趣味は
畠山 読書ですかね。どんなジャンルも好きなので、いろいろ読みます。最近ハマってるのは著名人のエッセイ。面白いし勉強になるなって。
――性格は
畠山 うーん…。マイペースっていうか「何も気にしない」タイプです(笑い)。周りからは〝しっかりしているね〟って言われるんですけど、全くそんなことないです。
☆はたけやま・ひすい 2002年5月27日生まれ。164センチ、63キロ。埼玉県出身。山村留学で北海道・函館の遺愛女子高校に入学。卒業後に養成所に入り北海道支部として122期でデビュー。養成所順位は4位。












