お笑いコンビ「EXIT」の兼近大樹が15日放送の「めざまし8」(フジテレビ)に出演した。
番組では広域強盗事件の指示役で「ルフィ」とされる渡辺優樹容疑者に関連する新たな動きについて報じた。フィリンピンで特殊詐欺に関与した疑いで逮捕された山田李沙容疑者が渡辺容疑者の金を管理する「金庫番」だったとみてフィリンピン当局が調べているという。警視庁も「かけ子」として関与した疑いで逮捕状を取り、早期の身柄引き渡しをフィリンピン側に求めている。
兼近は「僕としては昔の自分の知り合い。今は全く関係ないとはいえ過去に知り合いだった地元の方だった人がこういう風に騒がせていることに関しては申し訳ない気持ちはあります」と謝罪。
続けて「今、我々にできることって僕を含めて社会全体で被害者のケア、支援をしていくことが大切。やっぱり加害者をまずどうにかしないといけない。そうしないと被害者がなくならないと思いますので。加害者を根絶する。そのために何ができるかと言うと加害者を知ることだと思うんですよね」と指摘。
「『なんで、こんなことするんだ』という疑問で終わらないでその奥をもっと知っていく。今回の事件をきっかけに加害者がどうしてそういうことをしてしまうのか。そこでしか評価されないからなのか。お金が理由なのか。孤独を抱えてるとか。家庭環境でそうなってしまったのか。そうなる前に我々社会全体で教育だとか目を向けていくことがすごく大事だと思います。僕は被害者の支援はもちろんのこと加害者に回らないように。そういう所にも目を向けて行くことをしていきたい。皆さんと一緒に頑張って行きたいなと思います」と話した。
兼近のコメントを受けMCの谷原章介は「これからも見つめ続け、考え続けて行きましょう」と呼びかけていた。