地下アイドル「仮面女子」の海月咲希(みつき・さき=アリス十番)が31日、東京・秋葉原のP.A.R.M.Sで卒業ライブを行った。
海月は鹿児島県の離島、徳之島出身。大自然の中で育まれ、小さい頃にに撮影した流木を抱えた写真はメンバーばかりかファンにも衝撃を与えた。
民謡仕込みの美声と踊りも注目され、事務所の見習い生から最上位ユニット・アリス十番まで上り詰めた。
卒業式のセットリストは好きな歌とグループへの思いをギュッと詰め込んだ3ブロック構成。「最初は仮面女子を作り上げた時の代表曲みたいな楽曲を詰めた。そのブロックの最後に候補生もスラガ(研究生)もAJ(見習い生)も全員でやる曲を入れました。次のブロックに大好きなアリス十番の曲をバーッって入れさせてもらって、最後が(初期メンバー卒業後の)第二章の曲でかためた。最初→十番→第二章という流れが私のこだわりポイントです」と説明した。
卒業証書を受け取り、ステージに仮面と武器を置いてアイドル生活を締めくくった。しかし「これまで、ほとんど休まずライブをしてきたので、本当に明日以降からライブに参加しないっていうのが不思議な感じ。『今までありがとうね』の気持ちを込めて仮面を置いても、全然実感が湧かなかった」と打ち明けた。
アイドル生活について「〝ザ・アイドル〟って考えるとキャラ的にも苦難の道だったなって思えるんですけど、ステージは楽しかったし、お客さんにもそれが伝わっていたようです。歌もダンスも好きですし、ライブアイドルとしては、天職ではないですけど向いていたと思います」と笑顔で振り返った。
2月後半からグループは新体制としてスタートする。「一緒にやってきた仲間がパワーアップしていくのは、お客さん目線で見るのが楽しみ」とエールを送った。
海月は「皆さんのおかげで、こうしてアイドルをすることができました」とファンに感謝を伝えた。今後は「音楽や歌に関わる仕事がしたい」意向もあり「どこかで私の歌声が聞こえたら応援してください」と呼びかけた。
目標にしていた〝徳之島凱旋ライブ〟はかなわなかったが「皆さん、旅行で訪れてください」と地元愛を忘れずアピール。自身の帰省も卒業後の目標の一つだが、すぐには実現しそうにないという。海月は遠い故郷の方向を見やりながら「往復10万円ぐらいかかるんですよ」と言葉少なに劇場を後にした。












