【ニュースシネマパラダイス】どうも! 有村昆です。お笑いコンビ「TKO」の木本武宏さんが昨年7月に投資トラブルが発覚後、初めて記者会見を開きました。総額約7億円とも言われた騒動の詳細がご本人の口から語られました。
会見中に木本さんは「うまい話はないと散々聞いてきたのに、『自分には特別にやってきたんや』と思ってしまったのが一番の反省」と語っています。この手のトラブルはお金に対する人間の感情が密接に絡み合っている。
以前にも紹介した、レオナルド・ディカプリオ主演「ウルフ・オブ・ウォールストリート」(2014年)など詐欺をテーマにした作品はたくさんありますが、今回はオリバー・ストーン監督の金融サスペンスの名作「ウォール街」(1987年)を紹介します。
チャーリー・シーン演じる一獲千金を狙う若き証券マンのバドは、マイケル・ダグラス演じる投資家ゲッコーに取り入るために自身の父親が勤める航空会社のインサイダー情報を流し、注文を取ることに成功します。
多額の報酬を得たバドはゲッコーから女性も紹介され、高級マンションで暮らすなど自身の欲望を満たしていく。ゲッコーはバドの出世欲を利用、企業に潜入させインサイダー情報を入手させます。でも、あることをきっかけにゲッコーの裏切りに気付くんです。そこからゲッコーに一泡吹かせるため計画を立てて…。スリリングな結末は本編でぜひご覧ください。
バドは父親の「金は厄介だ。生きていく分だけあればいい」という考えに反発し、お金を追い求めていくんですね。これってどこの家庭でもよく出てくる話じゃないですか。木本さんは会見で「50代が近づき、仕事に対して『これから先、大丈夫か』って不安があった。家族と『収入の柱をもう一つ作らないと怖いよな』という話をしていた」と明かしています。
老後に2000万円必要なんて言われると、我々も不安になりますよね。木本さんのケースは特別なことではないのかもしれません。
本作は30年以上前の作品ですが、色あせない理由は人間の欲望、不安、焦りという普遍の感情を描いているゆえかも。もちろん、投資は決して悪いことではありません。お金との向き合い方を考えるきっかけになるのではないでしょうか。
☆ありむら・こん 1976年7月2日生まれ。マレーシア出身。玉川大学文学部芸術学科卒業。ローカル局のラジオDJからキャリアをスタートさせ、その後映画コメンテーターとしてテレビ番組やイベントに引っ張りだこに。最新作からB級映画まで年間500本の作品を鑑賞。ユーチューブチャンネル「有村昆のシネマラボ」で紹介している。












