NHKドラマ「大奥」(火曜午後10時)が好発進だ。10日に放送された第1話の平均視聴率(世帯)は6・6%で同枠の最高記録。立役者は8代将軍徳川吉宗を演じる冨永愛(40)だ。初の時代劇に向けて、並々ならぬ意気込みで準備をしてきた。

 同名漫画が原作で、若い男性のみが感染する奇病「赤面疱瘡(あかづらほうそう)」により、男性の人口が女性の4分の1まで激減した江戸時代が舞台。男女逆転のストーリーで、第1話の「八代将軍吉宗・水野祐之進編」では冨永が大活躍した。

「冨永が片岡愛之助演じる大奥総取締の藤波を『黙れ!このタヌキじじぃ!』と一喝するシーンは圧巻だった。NHKのキャスティングがズバリはまった」(芸能プロ関係者)

 特に話題となったのが、乗馬した冨永が海辺をさっそうと駆け抜けるシーン。今年の大河ドラマ「どうする家康」では最新技術・VFXを使った乗馬シーンが「不自然だ」と不評のため、より一層、冨永の騎乗が際立つ形となった。

 モデルとしてだけではなく、ドラマ「グランメゾン東京」(TBS系)や「ドクターX ~外科医・大門未知子~7」(テレビ朝日系)などで女優としても活動してきたが、時代劇は今回が初。

「大奥」への出演が決まるずっと前から、冨永は「時代劇に出たい」という思いを抱いてきた。「オファーがあったらいつでも出られるように、自ら殺陣と乗馬の稽古をしてきた。だからこそドラマで自然かつ迫力の乗馬シーンを見せることができた」(テレビ局関係者)

 新境地を開拓し、さらに注目されそうだ。