8日にスタートした嵐の松本潤(39)が主演するNHK大河ドラマ「どうする家康」の初回平均世帯視聴率が15・4%と前年の「鎌倉殿の13人」の17・3%を下回る結果となった。初回視聴率としては歴代ワースト2位。視聴者からはツッコミどころ満載との厳しい指摘もあるようだ。

 NHKは年末から家康の関連番組を数多く放送してきた。松本は紅白歌合戦の審査員を務め、「鎌倉殿――」で主演を務めた小栗旬との引き継ぎ式までやってみせるなどPRに余念がなかったが…。

 ある芸能プロ関係者は「昨年から撮影は進んでいて、前半部分は家康ゆかりの地である愛知県岡崎市などでも行われていました。大規模なスタジオセットを作ったり、CGを駆使してみたりと、いろいろな手法で撮影を行っていた。時には本物の馬を局のスタジオに用意して騒然となったこともあったそうです」。

 コロナ禍のため撮影にさまざまな制限があって苦労したようだが、馬に騎乗するシーンではこんなツッコミが入った。

「例えば、家康ふんする松潤が馬に乗って全力疾走しているのに、足軽が余裕で走ってついていけるのはおかしすぎるとか。あるいは複数の演者が騎乗するシーンで、上下動がみんな同じリズムを刻みすぎて不自然とか。松潤が馬に乗れないからCGでこうなったんじゃないかといった疑惑まで出る始末です」(芸能関係者)

 ほかにも「戦をしているのに松潤の顔がキレイすぎる。泥ひとつ付いてない」「松潤の寄りが多すぎてPVにしかみえない」などのツッコミもあった。

 それでも、まだスタートしたばかり。前出の芸能プロ関係者は「松本も仲の良い小栗に、どうしたら大河の座長としてうまく現場の雰囲気をつくれるのかアドバイスをもらっているそうです。実際、周囲には一生懸命気を配っている。途中から撮影に入ってくるような俳優さんがスムーズに撮影に臨めるように、今の状況がどういうふうになっているか説明したり、積極的に話しかけるなど、いい現場づくりに積極的だそうです」と明かす。

 松本の努力がこの先の数字に反映されていくはずだ。(視聴率はビデオリサーチ調べ、関東地区)