ヘンリー王子の回顧録「スペア」が10日に発売される。ヘンリー王子はテレビ局のインタビューを受けるなどして宣伝に励んでいる。どんな中身になるのか注目されるが、カギとなるのがゴーストライターだ。

 2日の英サン紙は回顧録について、「ネットフリックスのドキュメンタリーシリーズ以上のものを明らかにすると予想されている」と指摘。タイトルは王位継承者である兄ウィリアム皇太子の〝スペア〟だったという意味があるとされているが、情報筋は「この本の中心にあるのは、兄と弟の間のライバル関係です。ヘンリー王子の苦々しさと不公平感を明らかにするでしょう」と話している。

 また、カミラ王妃について本の中でどう言及されるのかも注目されている。同紙はカミラ王妃の話題が「レッドライン」であると分析。故ダイアナ妃を母に持つヘンリー王子は、「ダイアナ妃と結婚していた時に父親と関係を持っていたカミラ王妃とは困難な関係にあった」(事情を知る関係者)。書き方によっては父チャールズ国王の逆鱗に触れかねない。

 回顧録はヘンリー王子が語った内容を、ピューリッツァー賞を受賞したことのあるJ・R・モーリンガー氏がゴーストライター(代筆)としてまとめた。

 英王室の伝記作家イングリッド・スワード氏は「彼は感情についてうまく書く非常にすぐれた能力を持っている」と評価。また、ダイアナ妃の伝記作家であるアンドリュー・モートン氏は英ミラー紙に対して、「『スペア』は兄弟のことと、父親の関係についてのものにもなりそうだ。モーリンガー氏は父と息子の関係を専門としているからだ」と指摘していた。

 内容はともかく文章はすばらしいものとなっていそうだ。