将棋の渡辺明棋王への挑戦者を決める第48期棋王戦コナミグループ杯で、挑戦者決定二番勝負第2局の藤井聡太竜王(王位・叡王・王将・棋聖)―佐藤天彦九段の対局が27日、東京・将棋会館で行われ、先手の藤井竜王が81手で勝利し、棋王戦の挑戦権を獲得した。
藤井竜王は棋王戦・決勝トーナメント準決勝で佐藤九段に敗れ、敗者復活戦へ。そこから伊藤匠五段、羽生善治九段を破って、挑戦者決定二番勝負に進出していた。この決定戦は変則二番勝負で、トーナメント優勝者の佐藤九段は1勝のアドバンテージが与えられ、1勝すれば挑戦権獲得、藤井竜王は2連勝が条件だった。
苦しい条件ながら、藤井竜王は19日の第1局で勝利。この日の2局目も優位に立つと、終盤は佐藤九段の攻撃の芽をことごとくつぶすという、藤井竜王としては珍しい〝激辛将棋〟で勝利した。
初の棋王位挑戦、さらに六冠を目指す戦いとなる棋王戦の戦いを振り返り、藤井竜王は「充実感がある。結果が残せてうれしい。(六冠は)意識しないで5番勝負を戦いたい」と語った。
渡辺棋王は21年度に棋王位10連覇を達成。棋王戦では圧倒的な強さを見せている。一方の藤井竜王はタイトル戦に11期登場し、これまで負けなし。果たしてどんな戦いになるのか。棋王戦5番勝負の第1局は来年の2月5日、長野県長野市で行われる。












