元衆議院議員でタレントの宮崎謙介氏が25日、ABEMAの報道番組「ABEMA的ニュース かみついた人・かみつかれた人 生相談SP」に出演。〝パパ活疑惑〟で自民党から離党した吉川赳衆院議員と面会したことを明かした。

 吉川氏は今年6月に18歳の女性に飲酒させ、4万円を渡してホテルに連れ込んだパパ活疑惑が週刊誌に報じられ、即日離党。そのまま〝雲隠れ〟し有権者への説明は一切しないままとなっている。

 この日は「2022 やらかし議員のその後」という特集で吉川氏が取り上げられた。その中で、MCの千原ジュニアから「最初擁護されてましたよね?」と話が振られると、宮崎氏は「まあ友人ですからね」と応じた。

 続けて「私もこないだ実は個別に食事に行きました」と明かすと「まず印象としては元気っていうより空元気っていう感じ。世の中から叩かれると、私も分かるんですけど、完全に気持ちが回復するまでには4年ぐらいかかるんですよ。全マスメディアにバンバンやられるとなかなか回復しづらい。特にそれがメンタルが弱めの人だったりすると、上がってきにくいところがある」とフォローした。

 吉川氏のメンタルを「繊細なほう」と分析した宮崎氏だったが、なぜ議員辞職しないのか?については「議員辞職するのも結構勇気がいるので。でも、本当にもう何もできないし、明るくしてる陰に後悔というか。『なんであんな軽率なことを』という感じの空気感は端々から感じられました」と説明した。

 気になる今後については「政治家に対して未練がないかといえば、ありそうな感じはしました。『謙ちゃん戻らないの?』って僕に言ってきたりもするんですけど、政治家の世界ってダイナミックだし、『そのダイナミズムって他では味わえないよね』みたいな話もしてたので」と指摘。

 また共演した元日本テレビ記者の青山和弘氏からは「このまま2年間何もしないで任期満了を迎えたら引退ということになる。そこへの危機感はないのか?」と問われたが、宮崎氏は「あると思うんですが、なかなか行動という意味でとれるのはなかなか難しいのと、タイミングが難しいんだと思うんですよね。わからないですけど年明けぐらいにまた出てくるとか…。分かりませんけど、彼の判断の中でどこかのタイミングでやってくるのかなと思います」と代弁した。

 さらに「このままズルズル行ってもよくないというのも分かってるような気がします。多分、今彼がメッセージを発信したとしても意外と注目されないし、タイミングを逃してしまったのかなっていう気はします。が、一般の世界でまたやっていくなら、すごく多才な人間なので、いろんなフィールドは広がってると思いますし、もともと落語家ですから。(弁が)立ちますよ、結構。もし彼が議員辞めてしばらくしたら、(同番組の)僕の席に彼が座ってるかもしれません」と私見を述べた。