テレビの情報番組などで親しまれた芸能リポーターの前田忠明(まえだ・ただあき)さんが9月28日にくも膜下出血のため東京都内の病院で死去したことが19日、分かった。81歳だった。告別式は近親者で行ったという。

 フジテレビと専属契約を結び、芸能リポーターとして活躍。「前忠(まえちゅう)」の愛称で知られ、「おはよう!ナイスデイ」「情報プレゼンター とくダネ!」など、フジテレビ系の番組で長年活躍した。

 前田さんの芸能レポーター黄金期の1993年に「新加勢大周」として芸能デビューした〝お騒がせタレント〟坂本一生はこう偲んだ。

「ご冥福をお祈りします。時代を築いた方がまたお一人、亡くなってさみしいですね。デビュー当時、前田忠明さんによくマイクを向けられました。『今日の夜うちの番組出ますよね!?CXに!?』と前田さんに言われて、『ハイ!!』と返事はしましたが、当時『CX』という意味が分かりませんでした。後で、フジテレビだと言うことを知りましたおそらく、当時、周りにはたくさんの報道陣がいて、他局もいたからCXという呼称をアピールしたかったのではないでしょうか」

 また、他局と混ざりながらの突撃取材している時と、インタビュー取材の時の違いについて、「仕事熱心の優しい方でした。視聴率が大事ですし、話題が大事な時代でしたから。前田さんは取材も好意的で大変優しい方でした。右も左も分からない僕がデビューした当時、いろいろと優しく業界用語教えてくださった恩人の一人です。『押し』『カンペ』『てっぺん』とか教えていただきました。いろいろと思い出されます」と坂本は話している。