ボートレース平和島の「スカパー!・第22回JLC杯ルーキーシリーズ第23戦」は10日、優勝戦が行われ、溝口海義也(27=福岡)が1着。念願のデビュー初Vを飾った。

 1M、溝口は5コースからスムーズにまくり差して2番手追走。1号艇の栗城匠がコンマ02の勇み足で戦線離脱し、先頭に浮上。そのままVゴールを駆け抜けた。

 決戦を前に「バックの伸びはすごい」と明かした通り、直線を向いてからの推進力は他艇の追走を許さなかった。相棒14号機の強みを余すことなく生かし切ってのVとなった。

 ピットに帰投した溝口の目には涙がキラリと光った。もちろん初優勝の喜びもある。そして、その喜びを一緒に分かち合いたかった人がいた。そんな兄弟子・中田達也さんへの思いがあふれた。
 
 中田さんは11月6日にレース中の事故で急逝。溝口は「最初に知り合ったボートレーサーで、自分が選手になる前からお世話になっていた。これでようやくいい報告ができます」と言葉を絞り出した。

 このVは間違いなく、さらなる飛躍のきっかけとなる。その輝かしい道を中田さんへの思いを胸に走り続ける。