〝恋愛禁止ルール〟の起源とは何か――。

 AKB48の岡田奈々(25)が、俳優・猪野広樹(30)との熱愛報道をきっかけに、23日に卒業を発表(時期は未定)したことで、グループが揺れている。

 アイドルに対する恋愛禁止ルールの是非まで問われる事態となっているが、元AKBスタッフA氏は暗黙とも例えられるルールは〝誤解〟からスタートしたと明かす。

「もともと秋元康プロデューサーは『恋愛禁止』と言ったことはない。『日本一のアイドルになるためには日夜努力をしなければならないので、バイトも趣味も恋愛もする余裕はないと思います』と発言したのを、スタッフやメンバーは『絶対的な恋愛禁止』と誤解してしまったんです」

 AKBは2005年に東京・秋葉原を拠点として活動を開始。当時のスタッフも恋愛禁止というルールはない前提で、マネジメントしていた。明確に禁止されていたのはファンやスタッフとの恋愛だ。「公平性や安全性が害されるので、禁止していました」という。

 ただ、恋愛が発覚すると、メンバーによって処分されたり、逆に明確な形で処分がされなかったケースも存在する。運営サイドの一貫性のなさには批判的な声も上がるが、A氏によると総合的に判断していると明かす。

「ファンと付き合っていたり、振り付けも覚えずにデートしていたり、夜な夜な酒場に繰り出しているメンバーと、普段はまじめに練習しているメンバーでは同じ恋愛問題でも異なります。そんなことを総合的に判断して処分していました。だから一貫性がないのは当たり前なんです。でも、そんな内部事情までは発表できないですからね」

 A氏が在籍した時代は〝解雇処分〟相当と判断されたケースでも、今後の人生への影響を考慮してマネジメントのトップが「解雇でなく卒業として扱ってあげるように」と伝えることもあった。

 岡田についても、運営サイドは「卒業する必要はない」と慰留したことが明らかになっているが、これも「岡田さんに素行不良はなかったんだと思います」とA氏は言う。たしかに岡田は仕事への取り組み方を含め、模範的なメンバーとして周囲の評価が高い。

 岡田を知る芸能関係者の話。

「2017年の選抜総選挙では、スキャンダルをネタにするメンバーを批判。『まじめにやってる人が報われるようにしたい』『48グループの風紀委員長を目指して頑張りたい』と誓った。それは、その総選挙で、結婚宣言した当時NMB48の須藤凜々花さんを糾弾した形だった。しかし、その自分が恋愛してしまったことへのけじめで、卒業を決めたんだと思います」

 猪野は24日に自身のインスタグラムで謝罪したが、今後もアイドルの熱愛問題は議論を呼びそうだ。