富山競輪場で20日、GⅢ「第5回施設整備等協賛競輪in富山 神秘の海富山湾カップ」の決勝が行われ、飯野祐太(38=福島)が北井佑季(32=神奈川)の番手から出た野口裕史(39=千葉)の上をまくりで仕留めてGⅢ初優勝を飾った。
前を任せた根本哲吏(36=秋田)は突っ張れずも3番手を確保。飯野は好位置の4番手を回り「根本が先行基本に組み立ててくれた。1人じゃ取れない。ラインのおかげです」と感謝した。
とにかく人柄が良く、後輩には自身の走りで自力選手のあるべき姿を示して人望が厚い。「20代のころは後ろの人に勝ってもらえるように走っていました」とタイミングが来れば構えることなくダッシュ。常に積極的な走りでラインに貢献してきた。「自分が取ろうと思うようになったのは35歳になってからですね」と笑いながら話す。
2008年にGⅡのヤンググランプリを制したが、GⅢや他の大きなレースでは発進役を務め続けてきた。今ようやくGⅢを取って次はビッグレースのタイトルだ。「GⅠだと力不足だけど、自力でも番手でも仕事をしていきたい。タテ脚がないとヨコもできないので磨いていきます」。屈強な体をさらに鍛え上げて花を咲かせる。












