テレビ朝日系情報番組「羽鳥慎一モーニングショー」(月~金曜・午前8時)で事実誤認発し、謹慎していたコメンテーターで報道局社員の玉川徹氏(59)が19日、生出演し、15日ぶりに同番組に復帰。コメンテーターを降板し、取材する立場として番組出演を続ける意向を明かした。

 冒頭で、羽鳥アナが「まずは玉川さんから改めて説明、お詫び、そして今後についてです」と振り、スタジオではない別室の玉川氏がスーツ姿で映し出された。

 玉川氏は「今回の私の事実誤認のコメントにより、ご迷惑をおかけした電通および菅前総理大臣に対し、改めてお詫び申し上げます」と謝罪し、5秒間頭を下げた。

 さらに「このような事実に基づかない発言をテレビでしてしまったということ。それは私の慢心と驕りがあったからだと反省致しました。申し訳ございませんでした」と重ねて陳謝。謹慎中については「10日間、私は事実確認の大切さ、テレビで発言することの責任の重さを考え続けました。そして、事実確認こそが報道の根幹であると、その原点に立ち返るべきだと考えました」とし、「これまで私はスタジオでさまざまなニュースに対してコメントを続けてきましたが、これからは現場に足を運び、取材をし、事実確認をして報告する基本にもう一度立ち帰るべきだと考えました」と、コメンテーター降板する意向を報告。

「その結果は『羽鳥慎一モーニングショー』で、お伝えする。そういう考えに私は今回至りました」と、今後は現場での取材を行うことを明かした。

 報道局幹部とも話し合いを続けてきたという玉川氏は「このような私の考えを理解してもらいました。視聴者の皆様にもご理解いただけるとありがたく存じます。今後、このような形で仕事を続けてまいりますが、ご支援のほどよろしくお願いします」と、取材ディレクターとして出演することへの理解を求めた。

 玉川氏をめぐっては、9月28日放送の同番組で、安倍晋三元首相の国葬での菅義偉前首相の弔辞が感動を呼んだことについて、「僕は演出側の人間。テレビのディレクターをやってきましたから。そういうふうに作りますよ。政治的意図がにおわないように」と発言。その上で「当然これ、電通が入ってますからね」と電通の関与に言及したが、翌29日の番組で「事実ではありませんでした」と謝罪した。

 その後も10月4日まで通常通り出演していたが、局内外から批判は止まず。同局は玉川氏を10月5日から10日間、出勤停止する謹慎処分を下し、管理責任を問われた番組関係者らもけん責処分となっていた。