人間国宝の歌舞伎俳優・片岡仁左衛門(78)が17日、大阪市内で「當る卯歳 吉例顔見世興行 東西合同大歌舞伎」(12月4日~25日、京都・南座)の取材会に登場した。
年末の京都の風物詩である吉例顔見世興行に「今年も無事にあげられる。劇場におみ足を運んでくださるお客様がいらっしゃればこそ。日本の歌舞伎がますます栄えるように、海外に誇れる演劇を守っていけるよう、皆さんのお力添えをお願いします」と語った。
公演では赤穂浪士の討ち入りを描いた「松浦の太鼓」で松浦鎮信を演じる。
大高源吾役で共演する中村獅童について「獅童君はこれから伸びていってもらわないといけない人。私たちと一緒にする機会が少ないですから、若い人と一緒にするのもいいが、そこでは得られないものを何か得てほしい」と期待を込めた。
孫の片岡千之助もお縫役で登場するが「お芝居の女形、女形の声、そして身のこなし、というものをしっかり勉強してほしい」と語った。
新型コロナウイルスの制限も緩和されてきたが、まだまだコロナ前のような掛け声は禁止とあって、「まだロビーや客席の会話がね。あれが緩くなればお客様も楽しんでご覧になれるんだろうけど。成田屋の襲名も『睨んでお目に掛けます』と言っても、口上寂しいよね」と市川海老蔵の十三代目市川團十郎白猿襲名披露を気遣っていた。












