〝超低空飛行中〟の平日昼帯番組「ポップUP!」(フジテレビ系)が年内で終了する。年明けからバラエティー番組「ぽかぽか」が新たにスタート。MCに抜てきされたのは、お笑いコンビ「ハライチ」の岩井勇気&澤部佑(ともに36)と、NHK出身フリーアナの神田愛花(42)だ。なぜ、この3人の起用が決まったのか、舞台裏を追跡すると――。
新番組の制作陣は、「ポップUP!」を作っている情報制作センターから、第二制作室に交代となる。ここがMC人選の大きなポイント。フジ関係者が明かす。
「情報系の番組からお笑い系の番組に替えようと決めたとき、必然的にMCは芸人でとなる。その中で例えば『千鳥』とか、夜のにおいがして昼っぽくない芸人たちは、候補から外れたはず。あとはスキャンダルだよね。不倫とか変なイメージがない人。その点、クイックルワイパーやメンズビオレのCMに出てる澤部君なんかは、家庭的でクリーンなイメージがあるし」
ただ、番組を仕切れるくらいキャリアのある芸人は大概、忙しいもの。
「例えば、レギュラー番組で火曜は必ず大阪とか、水曜はレギュラー番組の収録があるなんて人は、月金の昼帯番組は無理。平日昼のスケジュールが埋まっちゃうと、お笑いと掛け持ちで役者もやっていたら、ドラマや映画の撮影や地方ロケも行けなくなる。MCを引き受けた3人は、いくつかレギュラー番組を抱えてても、月金の昼に通しでできて、スケジュールの調整がついたんだと思うよ」
制作サイドとの縁もあった。総合演出の鈴木善貴氏は、公式コメントの中で「12年前に、まだ24歳のハライチのお二人と毎週深夜の生放送でバカ騒ぎさせてもらいました」と明かしている。
一方、神田はというと、今年6月、第二制作室が手掛けた番組に出演し、制作陣の目にとまった。
「女性限定の大喜利対決特番『IPPON女子グランプリ』ですよ。さすがバナナマン日村(勇紀)の奥さん。神田さんは回答が独特すぎて、メチャクチャ面白かった。それで第二制作(室)の新番組にキャスティングされたと聞いてる」
〝IPPON女子〟放送の3日後、フジの社長が交代した。「新社長の港(浩一)さんはずっとバラエティー畑で、フジ黄金期を支えた一人。とんねるずや(明石家)さんまさん、ヒロミさんとも親交が深い。平日お昼を『笑っていいとも!』のようなバラエティー番組に戻すのは、港社長の意向もあるはず」と同関係者は指摘する。
今年4月に始まり、1年ともたずに終了する「ポップUP!」は、前番組「バイキングMORE」の視聴者も逃げてしまい、惨たんたる視聴率が続いている。火中の栗を拾うような格好のハライチと神田は、大役を引き受けキャリアを積めるか。腕の見せどころだ。











