テレビ朝日の玉川徹氏が28日放送の「羽鳥慎一モーニングショー」で、安倍晋三元首相の国葬のハイライトとも言うべき、菅義偉前首相の弔辞に私見を披露した。

 27日に行われた国葬で友人代表として立った菅首相は、番記者の間では有名な焼鳥店でのエピソードを披露。「総理、あなたは一度、持病が悪くなって、総理の座をしりぞきました。そのことを負い目に思って、2度目の自民党総裁選出馬をずいぶんと迷っておられました。最後には、2人で銀座の焼き鳥屋に行き、私は、一生懸命あなたを口説きました。それが使命だと思ったからです。3時間後には、ようやく首をタテに振ってくれました。私はこのことを、菅義偉生涯最大の達成として、いつまでも誇らしく思うであろうと思います」

 スピーチ後には自然と拍手が鳴り響き、会場からはすすり泣く声も聞こえた。まさに国葬のハイライトの1つだった。

 同番組MCの羽鳥アナも「菅さんの弔辞が1番刺さったなという感じはありました」とコメント。これに異を唱えたのが玉川氏だ。

「これこそが国葬の政治的意図」とした上で「それは胸に響く部分はあるんですよ。そういう形として国民の心に残るんですよね」と指摘。

 さらに「演出側の人間としてテレビのディレクターをやってきましたからね。それはそういう風に作りますよ」「政治的意図がにおわないように。当然これ、電通が入ってますからね」と、具体的な広告代理店名を出して演出であることを強調した。

 玉川氏の言い分に羽鳥アナは「ここの部分だけはちょっと違う感じがしたなぁっていう風には思います」とやんわり反論したが、その後も玉川氏は「菅さん自身は自然に喋ってるんですよ。そういう風な人を人選として考えたんですよ」と〝デキレース説〟を譲らなかった。