向日町競輪GⅢ「開設72周年記念 平安賞」は27日、12Rで決勝戦が行われ、脇本雄太(33=福井)が逃げ切り大会連覇を果たした。GⅢ制覇は6月松戸以来、11回目。
雨が降りつける中、最後も別格の走りを披露した。レースは「予想していなかった」という4車の清水裕友(27=山口)が前受け。後ろ攻めとなったが、打鐘前2角から稲川翔(37=大阪)を連れ一気にカマすと、追った清水に全く距離を詰めさせない強烈なカカり。残り1周のタイムは21秒8(前半10秒6―後半11秒2)でファンの目玉が飛び出るかと思われた。
初日から3日間は、すべてまくり勝負だったが「なんとかしてくれるという信頼感があった」稲川とのワンツーに、今節やっと心からの喜びの表情を見せたような気がした。
「ファンの声援に応えなければ…」
ラインで決められない、自分らしくない仕掛けに苦しんだ。1着を取ることだけが使命。誰にも分からない重圧が静かに歴史の内に沈んでいった。












