ボクシングの大橋ジム主催「フェニックスバトル89」が29日、東京・後楽園ホールで行われ、第1試合でプロ3戦目の佐藤友規(22=パンチアウト)がデビュー戦の小川魁星(21=伴流)を3―0の判定で下し、賞金120万円を獲得した。

 世界バンタム級3団体統一王者の井上尚弥(29)らが所属する同ジムの大橋秀行会長が監修する次世代ボクサー発掘プロジェクト「ボクサーズロード」の最終審査を勝ち抜いた両者。第1Rでダウンを奪った佐藤は試合の主導権を握り続け、最後まで優位に運んだ。勝利が告げられると笑顔で左手を突き上げて喜びに浸った。

 試合後、リング上でマイクを握った佐藤は「すごくうれしいです。応援に駆けつけてくれた皆さん、ありがとうございました。相手がデビュー戦でこっちが3戦目でプレッシャーの毎日でした」と胸の内を明かした。試合内容に関しては「足を使って自分のボクシングスタイルを貫く」という作戦が奏功。ジムのトレーナーやスタッフに感謝の意を表した佐藤は、満面の笑みで120万円のボードを手にした。

 試合を見守った大橋会長は「むやみに突っ込まず、小川選手の左ストレートに気を付けた戦い方はすごくクレバーだった。これから大きく育ってくれると思います」と今後の飛躍に期待した。