ボートレースからつのSG「第32回グランドチャンピオン」は25日、開催5日目が終了。今節のベスト6が出揃った。26日12Rで行われる優勝戦の1号艇は予選トップ通過の池田浩二が手に入れ、通算10回目のSG制覇に王手をかけた。

 大会を締めくくる大一番で波乱を巻き起こしそうなのが柳沢一(41=愛知)だ。準優10Rは本番直前に激しい雨が降って気温も低下。回転が上がってスタートが届きやすい条件となったこともあり究極のスタート合戦になった。

 結果はインの秦英悟がFで柳沢自身はコンマ01。1M差しに構えたところで外からまくり差した秋山直之に先行されかけたが、引き波を力強く越えてバックで追い付くと2Mをさばいて2番手を確保した。

「本番は風が強くなったので仕掛けを早めて直前で放った。事故レースで複雑だが、久々にSGで優出できたことはうれしい」とホっとした表情。冷静な判断で2020年の平和島クラシック以来となるファイナルへの切符を勝ち取った。

 優勝戦は5号艇。大外枠の赤岩善生が早々に前づけ宣言で進入から波乱含み。混戦で十分に一発を狙える舟足だ。「安定板が付いていた時の方が足は良かったんです。行き足や伸びはかなりのレベルで体感も合っている感じだった。準優勝戦は伸びも一緒くらいだったし、乗りづらさもありました。ペラでいい状態に戻すことを目指します」と優勝戦へ向けて立て直しを図る。

「夢みたいだった」と振り返る2019年多摩川グラチャンでのSG初戴冠から3年。再びタイトル獲得のチャンスが訪れた。オールスターでは師匠の原田幸哉がV。師弟コンビによるSGリレーVを狙う。