21日放送のフジテレビ系情報番組「めざまし8」(平日午前8時)で〝地震速報〟があり、SNS上で炎上した。同番組の21日放送では、前日20日に石川・珠洲(すず)市で起きた震度5強の地震を特集したのだが、ここで問題が起きた。

 街中が大きく揺れ、「地震です、地震です」と緊急地震速報音が流れた20日の同市内の様子を21日放送でそのまま紹介。これをリアルタイムの緊急地震速報と勘違いする視聴者が続出し、SNS上で「まぎらわしい」などと批判された。

 実は、似たようなケースはフジ系の他番組でもあった。それは4月にスタートしたバラエティー番組「ポップUP!」(平日午前11時45分)だ。

 同番組では、緊急地震速報音をほうふつとさせる音を鳴らし、MCの佐野瑞樹アナウンサーが真剣な表情で「ここで速報です」と切り出して、ゲストのたわいもない〝フツーの情報〟を明かす演出が、4月4日の番組開始当初から複数回あったのだ。

〝真剣〟と〝たわいもない〟のギャップを狙った演出だったが、緊急地震速報音に似た音を演出として使ったためSNS上で批判された。フジ関係者が憤る。

「『ホップUP!』も『めざまし8』も情報制作センターという同じ部署のスタッフが作っています。『ポップUP!』の〝緊急地震速報〟風の演出は局内でも疑問の声が上がりました。にもかかわらず、同じ部署制作の『めざまし8』で前日の緊急地震速報音を翌日の放送で安易に流した形です。配慮が足りないと批判されても仕方がありません」

 東日本大震災をはじめ大地震が頻発するだけに、日本人は緊急地震速報の音には非常に敏感だ。フジは今月28日の株主総会、取締役会をへて、共同テレビ社長の港浩一氏が社長に就任する。トップの刷新で番組の安易な演出も改められればいいが…。