“女芸人マニア”として知られているお笑いコンビ「馬鹿よ貴方は」の新道竜巳が、これから“馬鹿売れ”しそうな女芸人を紹介するこの連載。今回は、ネタで勝負する姿勢を貫いて漫才、コントを精力的に行っている、本格派の女性コンビを紹介する――。
【プロフィル】
コンビ名‥ツヨシっ!
所属事務所‥ワタナベエンターテインメント
結成‥2015年1月15日
立ち位置右‥ノディ
誕生日‥1994年7月26日
趣味‥スニーカー(100足保持)。スニーカーは、私の中で最高のアートだと思ってます!
仲の良い先輩‥Aマッソ・加納
立ち位置左‥モチダ・ポ・ソフィ
誕生日‥1996年1月13日
芸名の理由‥カタカナの「ポ」が好きなのと、外国人っぽい名前がかっこいいと思ったのでソフィを付けた。
仲の良い先輩‥Aマッソ・村上
愛嬌の向こう側とでも言うのでしょうか? 初めて会った時の印象が良すぎました。笑顔で明るく軽快に話してくれます。ライブなどで顔を合わせてもたくさんボケてくれる。しかもそのボケに嫌みが全くありません。とにかく腰が低くて話しやすいコンビです。
周りの警戒心をなくすポイントとして、見た目も魅力の一つだと思います。外見と性格がここまで一緒というのも珍しい。タレント性が高くて自然な会話で笑いを生み出せるトーク力もさることながら、コンビとしてのネタも面白い。イジられた時の受け身がすばらしいと思います。
そんな2人に、お笑いを始めるきっかけを聞いてみたら、こんな答えが返ってきました。
ノディ「高校時代、県でトップの進学校に通っていたんですが、そこでは勉強で1番になれなくて、『これはヤバい』って思っていたら、その時一番好きだったバラエティー番組『世界の果てまでイッテQ!』(日本テレビ系)を見て、『これに出たい!』って思ったのがきっかけです」
モチダ・ポ・ソフィ「私は昔、テレビ朝日でやっていた『いきなり!黄金伝説。』の無人島生活を見て、『芸人になりたい』と思いました!」
好きな芸人についても聞いてみました。
ノディ「Aマッソさん! いま一番お世話になっている、事務所の先輩です。私のお笑いは、Aマッソさんから学んだことがほとんど。お笑いだけじゃなくて、いろんなことを教えてくれます。とにかくかっこよくてかわいくて、大好きです」
モチダ・ポ・ソフィ「オリエンタルラジオさんが大好き。とにかく『PERFECT HUMAN』が好きなんです! 芸人さんなのに『ミュージックステーション』(テレビ朝日系)に出ていることも、オリラジさんにあこがれている理由の一つです」
これだけ魅力的な2人がまだ売れてない理由について、ネタで評価されていないことが大きいと感じています。お笑いのネタは、演者があまりにも若く見えると、言葉に説得力がなくなってウケづらくなる。そういうことが多々あります。逆に極端に若ければ、それを演出にすることもできるんですけどね。たとえば父子コンビ「完熟フレッシュ」は、父の池田57CRAZYさんが41歳、娘の池田レイラさんが11歳の時にコンビを組み、当時は子供であることを生かしてネタを作っていました。
しかしツヨシっ!さんは、見た目が普通に若々しいので、ネタの中に見た目の印象を入れることは難しくなります。もっとも完熟フレッシュさんも、今ではレイラさんが17歳になったので、ネタの作り方も変わってきていると思いますが。
現在は漫才、コントともに精力的に行っているので、ネタで勝負する姿勢は崩していないと思います。この芸人根性というか、一歩一歩前に進む精神はすばらしい。最近見たネタはネタの構成が素晴らしく、「THE W」の決勝で見てもおかしくないレベルまで作り込まれていました。そのネタを見て興奮が冷めやらぬ気持ちがあったので、この連載で紹介させていただきました。人前では優しく、裏では頑張り屋のツヨシっ!さんに、これから注目です!
☆しんどう・たつみ 1977年4月15日生まれ、千葉県出身、本名・濱島英治郎。平井“ファラオ”光と組む「馬鹿よ貴方は」として「THE MANZAI」「M―1グランプリ」で決勝進出を果たした実力派。緻密なネタ作りに定評がある一方、女芸人ナンバーワン決定戦「THE W」では、予選会場に足しげく通い、ほとんどの出場者のネタを見るほどの“女芸人マニア”。












