ダイアナ妃が亡くなって25年目となる今月31日を前に、米HBOが新たなドキュメンタリー番組「ザ・プリンセス」を13日(日本時間14日)放送した。番組はチャールズ皇太子との婚約の瞬間から非業の死に至るまで、メディアがどうように同妃を追い詰めたかを当時も映像を使い、客観的な視点で振り返った。
番組は1981年7月、チャールズ皇太子とダイアナ妃の華やかな挙式の映像が終わりに近づくと、ナレーションは、「普通のおとぎ話ならここで『2人はずっと幸せな生活を送るのでした』と結ぶのだが…」と切り出す。
当時の映像は、街中に出た多くの人たちがシャンパンを開け、ダンスをして2人の門出を祝う様子などを映し出し、まさに英国は国を挙げての祝福ムード一色。だが、番組は「今や誰もがその悲劇の結末を知っている」とし、「その時すでに2人は何かが違っていることを認識していた」と告げる。
番組は〝ダイアナ・フィーバー〟に沸いた83年のオーストラリア訪問で、チャールズ皇太子は大衆から自分が〝脇役〟のように扱われたことに不満を示したことや、ウィリアム王子とヘンリー王子が誕生した後も皇太子は独身のような生活を続け、同妃が孤独感にさいなまれる姿を伝えている。
さらに92年には2人が別居を発表すると、ダイアナ妃はジム通いも、息子たちの学校のイベントに参加する時も、執拗にパパラッチに追われる日々が始まる。だが、96年の離婚成立後は、吹っ切れたようにエイズ患者やホームレスの支援から地雷廃絶活動まで、さまざまなチャリティー活動に熱心に取り組む同妃の姿を映し出す。
離婚について当時のコメンテーターが、「(ダイアナ妃にとって)これから20年、30年、40年先へと社会活動が続く訳です。これは単なる始まりに過ぎません」と発言したことを番組は取り上げている。それからわずか1年あまり。同妃はフランス・パリでの自動車事故により36歳の若さで死去した。












