参院選(10日投開票)で最後の訴えとなった9日、NHK党の立花孝志党首(54)は東京・秋葉原駅前で街頭演説し、前日に銃撃事件で亡くなった安倍晋三元首相(享年67)を悼み、「安倍さんができなかったことを僕がやらなくきゃいけない」と意気込んだ。

 演説会の冒頭、黙とうをささげた立花氏は「安倍さんができなかった国防をしながら弱者の救済もしていく。なかなか厳しいが、安倍さんが亡くなって、俺しかできないなと。すごい怖い決断だし、自信過剰といわれるかもしれないが、本当に弱者の声を聞くと、うれしい」と事件を受け、使命感に燃えているという。

 この日は「ふざけたことはちょっと控えたい」と終始、神妙な面持ちの立花氏は「あれだけ安倍さんが『悪い、悪い』と言われ続けたが、そこは『安倍さんはいい人だった』『政治家としても素晴らしい人だった』と言い続けていきたい」と安倍氏の功績を広めていきたいとも話した。

 8日昼に銃撃が判明してから、同党は恒例となっていた最終日のアキバ街宣の取りやめを発表していたが、再開。6日の街宣中には選挙カーがスプレーで黒塗りされる選挙妨害に遭い、身の危険を感じていたが、この日、初めて、警察が警備にも当たった。

 立花氏は「昨日、あんなことがあって複雑で、今日ここに立つのは止めようと思ったが、なぜ立っているのか。弱者の人を守りたい、ただそれだけ」と訴えた。