フランシス・フォード・コッポラ監督の名作「ゴッドファーザー」(1972年)で、コルネオーネ一家の長男役を演じたことで知られる米俳優のジェームズ・カーンさんが6日(日本時間7日)に死去した。家族が公表した。82歳だった。

 カーンさんの公式ツイッターに投稿された声明では「7月6日の夕方にジミーが亡くなったことをお知らせするのはとても悲しいことです。家族は愛と心から哀悼の意を表しており、この困難な時期に家族のプライバシーを尊重し続けるようお願いします」とつづられている。死因などは明らかにされていない。

「ゴッドファーザー」ではイタリア系マフィア一家の長男で血の気が多く、最後は敵対するマフィアに惨殺されるソニー・コルレオーネを演じ、アカデミー賞助演男優賞の候補にもなった。代表作にはスリラー映画「ミザリー」(1990年)やコメディー映画の「エルフ~サンタの国からやってきた~」(2003年)や「恋するための3つのルール」(99年)などがある。

 英「ガーディアン」紙などによると、コッポラ監督は「彼は『雨の日の女」(1969年作、コッポラ監督作品)に取り組んだ初期の頃から、私の人生のすべてのマイルストーンを通し、彼が演じてきた多くの素晴らしい役を決して忘れることができません。彼は古くからの友人であり、良き協力者でした」と哀悼の意を表した。

 また「ゴッドファーザー」で後にコルレオーネ家の跡取りとなる弟のマイケル役を演じたアル・パチーノは「ジミーは私の兄弟同様の存在でありあり、生涯の友人でした。とても大胆に生きた人間でした。彼がもう世界にいないとは信じがたいです。素晴らしい俳優、素晴らしい監督、そして私の親愛なる友人。彼がいなくて心からさびしいです」と切々と追悼の言葉を語っている。