【第26回東京スポーツ映画大賞授賞式(26日)】特別功労賞がささげられたのは、今年1月3日に87歳で亡くなった神山繁さん。ビートたけし審査委員長(70)とは「アウトレイジ ビヨンド」で共演した。
受賞にあたってビートたけし審査委員長(70)は「本当にうまい役者さんだった。ただ撮影の際には、シェークスピアの作品にビヨンドって言葉が出てくると言われたんだけど、オレが知ってるのは『リア王』ぐらいでさ。困っちゃったよ」と撮影秘話を明かした。
神山さんは自らアイデアを出すこともあったという。
「スゴみを出すために、干しブドウを食べながら『あいつを殺せというのはどうだ』と言ってくれたんだけど、相手役の西田敏行さんが干しブドウが嫌いで、そのシーンはボツになってしまった」
困ったのは、その後だった。すでにゴミ箱に捨てていた干しブドウのありかを神山さんに聞かれ、神山さんに見えないように干しブドウを回収するも、ホコリまみれ。それを渡したところ「翌日から撮影に来なくなっちゃった」と笑わせた。
同じ事務所の後輩として登壇した俳優の中原丈雄(65)は「職業としての俳優の生きざま、こういう考え方をするんだ、という姿を見せていただきました」と故人をしのんだ。
神山さんは文学座出身、65年にスタートした「ザ・ガードマン」で人気を集め、その後も89年「ブラック・レイン」(リドリー・スコット監督)、94年「四十七人の刺客」(市川崑監督)など多くの映画やドラマで幅広い役柄を演じた。
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