「2ちゃんねる」創業者で実業家のひろゆき氏が27日、ニュース番組「ABEMA Prime」(ABEMA TV)にリモート出演。米ニューヨーク州バッファローのスーパーマーケットで発生した銃乱射事件にからみ、自身に〝捜査の手〟が及んでいることについて言及した。

 同事件では逮捕された人種差別主義者の犯人が、ひろゆき氏が買収した米国最大のネット掲示板「4chan」に「影響を受けた」と供述。ニューヨーク州司法長官は4chanに対する捜査を開始すると発表した。

 これについてまず現状を聞かれたひろゆき氏は「ツイッターとかTwitchとかも召喚状が出てると思うんですけど、『情報をください』というのが、ニューヨーク州から同じように送られてる状態です」と説明。

 また、事件でクローズアップされたことについては「『銃に問題があるわけじゃない。別のことに問題があるんだ』というふうにしたがるメディアや、お金を持っている人たちがいっぱいいる。なので多分『ネットが悪い』というかたちで『じゃあ、ネットが何とかなればいい』で銃規制が進まないっていうオチにアメリカはするんじゃないかと思ってますけど」と分析した。

 さらに「ちょっと説明しといたほうがいい」と前置きした上で、アメリカの白人至上主義団体を名指しするなどし「アメリカがそういう文化、そういう風習、そういう人たちがいるよねって話なので、ネットのサイトがどうこうという話ではないと僕は思う」と見解を示した。

 続けて2ちゃん時代を振り返り「『2ちゃんねるがあるからこういうことが起きた』『2ちゃんねるでこういう事を知った』みたいなことを言われるんですけど、多くに人が使われる大勢対大勢がコミュニケーションする場所っていうのを2ちゃんだったり、4chanだったりでやっている」「多くの人が情報を伝達する場所は、情報を知る人が増えるよねと。そういう背景の中でアメリカで今一番デカいのが4chanなので、4chanで情報知った人は多いよねってだけの話なので、構造の問題とサイトの方向性の問題をごっちゃにするのはよくない」と持論を展開した。