元東京地検特捜部副部長の若狭勝弁護士が18日、「めざまし8」(フジテレビ系)に出演し、山口県阿武町の給付金誤送金問題について解説した。

 阿武町が新型コロナ禍支援として463世帯に10万円を給付するはずだったが、誤って男性(24)に4630万円を振り込んだ。この問題で17日、男性が「ネットカジノで全部使った」と弁護士に話していたことが判明した。

 番組では、男性の知人の「休日はパチンコに行っていると話していた」との証言を紹介。さらにパチンコ店で男性らしき人物と会話した女性の話を紹介した。

 女性は「財布に100万円近いお金が入っていて、えらい(お金を)持ってるから何しているの?と言ったら黙ってた。歳は?と聞くと24って。最近よく来てて、1週間に2~3回は来てた。貯金とか株とか何かしてるの?と聞くと『まとまったお金が入ったから、遺産みたいな感じで入ったから遊べる』と言ってた」と証言した。

 すでに山口県警が捜査に乗り出しているが、今後の捜査について若狭氏は「警察がネットカジノのアカウント情報の開示を求めることはできるが、本人が拒否することも今はできる。警察が逮捕した場合、捜索差し押さえし、あらゆるところの情報を入手し、本人が求めに応じない場合は強制手段で何らかのものをつかみとる。ただ、海外のサイトを開設しているところにICPO(国際刑事警察機構)を使って履歴、残金がわかる可能性はあるが、現地の警察が実態を把握しているくらいのちゃんとした組織なのかがわからない」と解説した。

 パチンコ店で使っていた可能性については「(誤送金された金を)別の自分の口座に移した時点で犯罪に問われる。その後何に使ったか、使ったものに別途犯罪が成立するわけではない」とした。

 番組MCの俳優・谷原章介は「このお金は市民の税金なんですから、自分勝手に使って済むような〝逃げ得〟にしてはいけないと思う。少しでも残っているんだったら返してほしいですね」と話していた。