格闘技イベント「HEAT50」(7日、名古屋国際会議場)で、ダウサコン・モータッサナイ(31=タイ)に判定負けを喫していた皇治(32)の判定が覆った。試合結果は皇治の判定勝ちとなる。

 同戦は3ラウンド(R)を終了後の判定が1―1のドローで延長戦に突入。延長でもダウンは互いに奪えなかったが、判定0―3で皇治の敗北となっていた。

 ところがこの日になって団体は、同戦が特別ルールとして行われていたことを発表。通常ルールとの相違点は、首相撲・キャッチしてからの打撃は一切認められないという点と、延長Rは行われずマストシステムで判定が行われるというルールだった。つまり3R終了時点の「ドロー」という判定がそもそもありえなかったということだ。

 事務局、審判団で協議した結果、改めて3Rまでのマストシステムで判定を行い、2―1で皇治の勝利という変更することを決定した。HEAT事務局は「今回、HEAT事務局と審判団の競技ルールの不徹底・確認の甘さによりまして、通常のHEAT KICKルールの形で延長ラウンドを行ってしまい、皇治選手、ダウサコン選手をはじめ、関係者の方々、両選手を応援していただいた多くのファンに大変ご迷惑をおかけしました事を深くお詫び申し上げます」と謝罪。

「今後はこのような事が二度とないよう、大会運営やルールの見直しを図り、試合前後の審判団のミーティングなど、選手にとってより良い競技環境作りを徹底することに努めていきたいと考えております」と改善を誓った。

 皇治は同戦に「キック卒業」も示唆して臨んでおり、敗北後は「何も考えてへん」と語っていた。その他方でこの結果を受け、シバターからは「弱ぇ~、弱すぎるだろ~」と煽り倒され、格闘技イベント「RIZIN」の榊原信行CEOからは〝再冬眠〟を勧告されるなど、人気者の宿命とも言うべき、まあまあな叩かれっぷりだった。

 試合結果が一転したことで、今後の展開に変化が生まれるのか、注目が集まる。