盛山正仁法務副大臣(62)が12日、法務省の「再犯防止キャラバン」の一環で、大阪市の吉本興業本社を訪問。その後、なんばグランド花月で行われた本公演のオープニングアクトに出演した。

 盛山副大臣は、EXILEの「Choo Choo TRAIN」に合わせ「Choo Choo TRAIN Dance」を披露しながら登場。その姿を見たお笑い芸人・ちゃらんぽらん冨好真(56)から「かに道楽のカニかなと思った」といじられてしまった。

 盛山副大臣は「日本で行われる犯罪の半分は再犯なんです。逆に言うと、罪を犯した人がうまく立ち直れば、国の犯罪は減るんです」と満員の観客にキャラバンの趣旨を説明。続けて「再犯防止のために大事なのは、刑務所から出た人に仕事と住む場所を見つけて、皆さんで受け入れてあげること。刑務所から出てきた人を明るく受け入れてほしい」と熱弁を振るったが、冨吉が「先生のかに道楽が一番印象に残った」と話し、会場を笑いに包んだ。

 イベント終了後、囲み取材に応じた盛山副大臣は「なんばグランド花月に出演させてもらい、再犯防止の取り組みを紹介する機会を設けてもらえた」と満足そう。なんばグランド花月の舞台については「初めてだったので無我夢中でした。観客の皆さんの反応を見るゆとりはありませんでした」と少々心残りもあったようだ。

 この日、年末恒例の今年の世相を表す漢字一文字が「金」と発表された。自身にとっての今年の一文字を聞かれると「『法』ですかね。明日からも民法の改正もありますし、いろんな法律改正の法案を考えておりますので」と法務副大臣らしく振り返った。