さいたま地検は27日、秘書だった男性の頭や顔を殴るなどしたとして暴行、傷害容疑で書類送検されていた豊田真由子元衆院議員(43)を不起訴とした。豊田氏は男性に対し、「このハゲーーーッ!」「死ねば? 生きてる価値ないだろ、お前とか」などの暴言を浴びせ、ミュージカル調の恫喝などもしていた。
永田町で今年一番の話題といっても過言ではないこの騒動は、嫌疑アリだが、被害者が処罰を求めない上申書を提出したため、起訴猶予となったとみられる。
6月に暴言・暴行が週刊新潮で報じられ、その後も証拠の音声が公開されると、豊田氏は直後に自民党に離党届を出し、8月に受理された。記者会見では「びっくりしてしまうが私の音声」と暴言を認めて謝罪したが、暴行については「私が大変な乱暴をして大ケガを負わせたことはない」と弁明していた。
無所属で臨んだ10月の衆院選ではさいたま4区から出馬し、5候補中最下位で落選した。地元関係者によると「豊田さんの母親が元秘書男性と示談しようと接触していたようです。示談は成立しなかったが、上申書の提出で折り合いをつけたのだろう。豊田さんは市議でも県議でも勝機があれば出馬し、いずれは国会議員に返り咲く気マンマンと言われている」。
一方で豊田氏に近い関係者は「不起訴処分が決まるまで地元にも入らず公に活動するのは控えてきた。本人は選挙で応援してくれた人にどうお礼できるか考えているが、政治家以外の道もあるという助言も多くあるようで、本人もいろいろと悩んでいる」と話す。
だが、タダの人となった今も事務所を構え続けているということは、政治家への“再チャレ”に懸けているのは間違いないだろう。仮に有罪で執行猶予中でも公職選挙法に抵触していなければ出馬できるが、今後を考えれば起訴は何が何でも避けたかったに違いない。
豊田氏は不起訴処分を受け、27日「これからどのような人生を歩むことになろうとも、これまでの己を真摯に見つめ直し、そして再び、何かのお役に立つ人間となることができるよう、必死で精進してまいりたい」とコメントを発表した。











