今夏の参院選で自民党比例代表候補として立候補の漫画家・赤松健氏(53)が8日、秋葉原で行った街頭演説会で、ウクライナ人の女性漫画家から届いたメールを明かした。

 この女性漫画家とは、外務省が主催した第15回日本国際漫画賞で優秀賞に輝いた「月に選ばれし娘」の作者・ナタリア・レネキナ氏だ。

「ナタリア氏はウェブ授賞式に出られなかった。(ウクライナとロシアの)戦争中だからです。ナタリアさんから『私は防空壕に安全にいます』とメールが入りました。しかし『電源と電波が弱いので授賞式には参加できなかった。平和な世界になって漫画を描きたいです』と訴えてきた」と明かし、自身の心境をこう明かした。

「私はその時に平和でないと漫画は描けない、平和でないと、漫画は読めないと初めて自覚しました」

 現在の漫画家協会会長は「あしたのジョー」などの作品で知られるちばてつや氏。赤松氏は「ちば先生は(第二次世界大戦後)満州から引き上げてきました。われわれは、平和な日本で漫画を描いて漫画文化を作った。それをアニメ、ゲーム化してアキバの文化も誕生した。日本は平和ですが、これは守っていかなきゃいけないと言われた。本当にそうです」と語った。