映画監督の濱口竜介(43)、俳優の西島秀俊(51)、映画プロデューサーの山本晃久氏(41)が5日に東京・千代田区の日本記者クラブで行われた映画「ドライブ・マイ・カー」の米アカデミー賞受賞会見に出席した。
同映画は先日米国で開催された「第94回 アカデミー賞」で国際長編映画賞を受賞。同賞は2009年の映画「おくりびと」(滝田洋二郎監督)以来の快挙となった。
世界に映画が受け入れられたことについては濱口監督は「分からない(苦笑)というところなんですが、まず、村上春樹さんの物語の普遍性。それを役者が画面に定着させてくれた。大変な作業だったと思います」と分析。オスカー像を手にした感想は「どういったらいいのか分からないというのが(本音)。自分の人生にあまり関係ないと思っていたので」と明かした。
西島は「濱口さんの現場というのは、丁寧に時間を掛けるという現場です。距離をゆっくりゆっくり詰める。(演じている役者同士が)素直に(お互いを)理解できる形になることをすごく実感しました」と濱口監督の現場での演出方法を語った。
同映画では広島を中心としたロケ地も〝聖地巡礼〟の場として沸いている。
濱口監督は「とてもありがたいことです。自分たちの街で生まれた映画という風に愛してもらっている。広島の地の美しさ、ロケーションに助けられました」と感謝した。
西島について濱口監督は「演じるというより、そこに存在している。そういう役者さんは少ない。ずっと一緒に仕事をしたいと思っていました。今回一緒に仕事をして、本当によく見て、よく聞いている。何かを感じてその場に存在している。ほかの役者にとっても力になると思います」と賞賛。
西島は「役者は台本を読んでいると、つい感情の流れを考えてしまう。そういうことをせず、テキストを読んで体に入れていく。それが、相手の存在の支えになる。僕がどう変わったかはわかりません。今後、変わっていたとなればうれしいですね」と話した。












