米音楽界最高の栄誉とされる「第64回グラミー賞授賞式」が3日(日本時間4日)、ラスベガスで行われたが、オープニングで注目を集めたのは、前週の米アカデミー賞授賞式で起きたウィル・スミスによる平手打ちをネタにしたジョークだった。

 授賞式を前にステージに登壇した米俳優レヴァー・バートンは、プレゼンターの米コメディアンのネイト・バルガツェを紹介した。その際、「みなさんに忠告しておきますが、次のプレゼンターはコメディアンです。分かりますよね」と前置きし、「席に着いたままで、決して手を出さないようにお願いします」と軽いジャブを入れた。

 すると、黒いヘルメットをかぶったバルガツェが登場。スミスから強烈ビンタを食らった米コメディアンのクリス・ロックを意識させるもので、バルガツェは「今、コメディアンは授賞式でジョークを飛ばす際はこれを被らないとダメらしいんです」とボケ、「でも、これじゃ顔は守ってくれないんですよ」とおどけてみせた。

 今年の総合司会を担当した南アフリカ出身のコメディアンのトレバー・ノアも、スミスがロックを平手打ちにした後、大声で「お前の薄汚い口からオレの妻の名前を出すな!」と怒鳴ったフレーズをもじり、「われわれの口からは人の名前を出さないようにしましょう」とジョークを飛ばし、会場の笑いを誘った。

 一方、授賞式では、ロシア軍の侵攻を受けるウクライナのゼレンスキー大統領がビデオメッセージで登場し、「あなた方ができる方法でわれわれを支援してほしい」と呼びかけた。