ジャーナリストの池上彰(71)が26日、都内で行われた映画「ぼけますから、よろしくお願いします~おかえりお母さん~」公開記念トークショーに出席した。
本作は東京でディレクターとして働く信友直子監督が広島県呉市で暮らす認知症の母親と耳の遠い父親の生活をありのままに映したドキュメンタリーの続編。
映画について池上は「今の高齢者社会の中でアルツハイマーになって老老介護でどうなのかなって。今の日本社会が抱える様々な問題を提起すると同時にユーモアがあって、見た後の感じがすごくよかったですね」と感想を語った。
信友監督は父と母のケンカも、娘として止めることなくカメラを回し続け、監督業に徹した。
池上は「長年連れ添って労わりあってたのにケンカになって。あるいはおそらく認知症になったりするとカッとしてというのがカメラの前以外でも起きてるのかもしれない。そういうリアルな現実を突き付けられたんですね。あれは貴重なシーンだと思ったし、カメラを回し続けたというのすごいプロ根性だなと思いました」と賞賛した。
最後に「よく死ぬってどういうことなんだろうか。よく死ぬってことはよく生きることだし。よく生きてこそよく死ぬことができるのかなって。そういうことも含めて大きなヒントをいただけたと思います」と話した。












