惜敗のベテランが取る次の選択は…。立ち技格闘技「K―1 WORLD GP 2022 JAPAN」(27日、東京体育館)で、卜部弘嵩(32)が島野浩太朗(29)にKOされ無念の4連敗を喫した。

 元スーパーフェザー級王者の卜部だが、最近は苦戦が続く。ここまで3連敗中と2019年11月の勝利を最後に約2年白星から遠ざかっており、7年ぶりとなる島野との一戦をきっかけに再浮上を狙いたいところだった。

 悲願の勝利を目指し序盤から圧力をかけつつ前に出る卜部だが、島野の得意のローキックをモロに受けてしまう。それでも前に出てミドルキックを放つなど攻勢に出たが、なかなかペースをつかむことができなかった。

 すると3ラウンド中盤になって、右のジャブを放ったところに完ぺきなクロスカウンターを合わされてダウン。これでレフェリーに試合を止められて、無念のKO負けとなった。

 卜部は「出せるものは全部出しました。なんか、スッキリしています」と負けて晴れやかな表情。相手について「やる前もやった後も変わらず、強い気持ちを持った選手だと思いました。動きは僕の中では悪くなかった。ちゃんと練習もできたし、いい集中力でリングに上がれたので」と健闘をたたえると、自身の今後について「〝その時〟が来たらまた話そうかと思います」と意味深な言葉を口にした。

 一方、勝ってリベンジを果たした島野は「全て集中してやってきた準備をやり切るんだということだけでやり切ったので。弘嵩選手の気迫とか特別な思いや殺気とかそういうものをすごく感じました」と振り返る。そして「今後も強くなれるように気合を入れて鍛え上げていきます」とさらなる成長を誓った。