京王閣競輪場でS級シリーズ「東京スポーツ杯」が11日、開幕した。S級予選7Rでは、かつて阪神タイガースの選手だった伊代野貴照(40=奈良)が絶好の展開から1着取りを果たした。
前を任せた元砂勇雪(29=奈良)が残り2周の赤板から突っ張り先行。「中途半端なら突っ張ります、って感じでしたね」。頼れる後輩の頑張りを後ろで援護。最終2センターでは、自力に転じてきた武藤篤弘(36=埼玉)の奇襲も止めた。
その後ろでは成清謙二郎(37=千葉)と大矢崇弘(29=東京)が絡み、大矢が落車。失格となった成清だが、大矢に締められそこから復帰する動きでもあったため、厳しい裁定に涙をのんだ。
伊代野は前々回にS級2度目の優勝を決めるなど、勢いに乗っている。抜かれた元砂は「いつも抜かれているし、今日(11日)は最後に力を残したのに…」と悔しがるほどの好調にある。だが調子に乗る感じでもなく「準決も大事だと思うし、一日一日集中するだけ」と表情を引き締めた。
40歳にして第2の春を迎えようとする虎戦士が、ぶっ飛ばす。












