岸田文雄首相(64)と北朝鮮・金正恩朝鮮労働党委員長の〝日朝首脳会談〟はやはり幻と消えるのか…。
政府によると、北朝鮮は11日、同国の内陸部から弾道ミサイルと推定される飛翔体を1発、日本海方向へ発射した。被害はなく、日本の排他的経済水域(EEZ)外に落下したとみられる。
正恩氏は昨年末の党中央委員会総会で「朝鮮半島の軍事環境が日増しに不安定になっている」と新兵器開発を一段と進めるよう指示していた。年明け早々にミサイル発射を繰り返すことで、軍備増強を加速させる姿勢を行動で内外に示した格好だ。
政府関係者は「北朝鮮のミサイル発射は国際社会にとって深刻な課題です。米国と緊密に連携し、必要な情報分析、警戒監視に全力を挙げます」と気を引き締める。
岸田首相は昨年の自民党総裁選で、核・ミサイル問題や拉致問題解決に向け「最後は(北朝鮮側と)トップ会談に持ち込まなければならない」と〝日朝首脳会談〟の実現へ意欲を見せていた。ただ今回のミサイル発射で対話ムードは吹き飛んだ。
朝鮮半島情勢に詳しい関係者によれば、「中国が北京五輪に金委員長が出席するよう去年から働きかけている」というが、岸田首相は出席を見送り。政府として北京五輪に閣僚や政府高官らを派遣しないことを決めている。
18年ぶりの日朝首脳会談への道のりは遠い。












