男子テニスの世界ランキング4位・錦織圭(25=日清食品)のモノマネで知られるお笑い芸人・しまぞうZ(37)が、またしても悲劇に襲われた! しまぞうZは6月末、ウィンブルドン選手権を見るために渡英したが、7月1日の試合直前に錦織が棄権して観戦できずじまい。今回、そのリベンジとばかりに全米オープンに向かうことを決めたところ、錦織はまさかの1回戦敗退。それでもしまぞうZは、錦織不在の米国に9日から向かうという――。

 錦織のモノマネ芸人として「ニセコリ」の異名を持つお笑いコンビ「キャベツ確認中」のしまぞうZの“悲劇の連鎖”はまだ止まらなかった。

 しまぞうZは昨年、錦織が全米オープンで準優勝したフィーバーに便乗。テレビ出演など仕事が約50倍に激増した。6~7月のウィンブルドン選手権でお礼を本人に直接伝えるべく、極秘プランを練って渡英した。

 格安航空券を使った片道18時間のロングフライトで、費用は飛行機代と滞在費合わせて合計約15万円かかった。苦労の末、錦織が出場する2回戦の当日券をゲットしたのだが、試合開始直前、錦織は左ふくらはぎ負傷のため棄権。わざわざ英国まで行ったのに、錦織の試合を見ることはかなわなかった。

 しかも悲劇はこれだけでは終わらない。失意のなかで羽田空港に帰国すると、荷物が1つ出てこない。調べたところ、乗り継ぎのために経由したカタール・ドーハの空港に置き去りになっていたという。

 さらに帰国後、足の痛みが収まらないため病院に行ったところ、「右下肢深部静脈血栓症」、いわゆる“エコノミークラス症候群”と診断されてしまった。格安航空券での強行軍に思わぬ事態を招いたのだ。

 それでもしまぞうZは「何とか錦織選手にあいさつしたい」と、めげずに全米オープンに向かうことを決意。仕事のスケジュールを調整し、約15万円の旅費も何とか捻出した。

 さらに「今の錦織選手なら必ず勝ち上がる!」と確信したため、錦織が勝ち進めば出場するはずだった準決勝(現地時間11日=日本時間12日未明~)を観戦するスケジュールを組んだ。「予定としては、第1シードのノバク・ジョコビッチと錦織選手の黄金カードを見る予定だったんです」 

 そんなもくろみのもと、9日に日本を出発し12日に帰国する予定で飛行機を押さえたのだが…。周知の通り錦織は8月31日の1回戦で、世界ランキング41位と格下のブノワ・ペア(フランス)にフルセットの末、まさかの初戦敗退を喫した。

 この瞬間、ウィンブルドン選手権に続いて錦織の試合を観戦できないことが確定。しまぞうZも「さすがにこれでは行っても仕方がない」と、飛行機をキャンセルしようとしたのだが…。「キャンセル料が7万円くらいかかるんです。旅費の半分も取られるなら、行った方がいいと思った」と、錦織不在の全米オープンに向かう決意を固めた。

 ちなみにしまぞうZは今回のために、錦織の全米オープン仕様のコスチュームを新調したとか。「錦織選手の代わりに、僕がそのコスチュームを着て観戦します」。敗退した錦織はもう全米オープンにはいないが、準決勝の客席になぜか錦織そっくりの男の姿が見られることになりそうだ。