激闘を展開したボートレース平和島のSG「第68回ボートレースダービー」は31日最終日、12Rで優勝戦が行われた。

 注目の大一番は進入に動きはなく、すんなりとした枠なり3対3で始まった。イン平本真之(37=愛知)とカド峰竜太(36=佐賀)がスリットで抜け出し、一騎打ちの形になったが、1Mに寄り過ぎた峰が攻めあぐねる間に先マイした平本が、峰マークからまくり差した秦英悟(36=大阪)を振り切り、先頭でゴール。2016年「第43回オールスター」(尼崎)以来となる3回目のSG優勝を果たした。

「今までダービーは成績が良くなかったので予選突破が目標でした。まだ夢の中にいるようで実感がわかない(笑い)」

 SG13優出2Vの強豪も、ダービーは過去7回の出場で予選突破は1回だけ。相性の良くない大会を制した喜びが、ゴールの瞬間の大きなガッツポーズになった。

 評価Aランクの27号機を引いた今節は「前検から手応えがあったので、(仕上げは)微調整程度で進んでいた」と順調そのもの。ところが、予選首位通過が見えた4日目11Rで事件は起きた。「トップを意識し過ぎて失敗した」と道中ミスを重ね6着。優勝が遠のく準優2号艇となった。

「準優の日は4日目を引きずっていたけど、笑っていればいいこともある、と無理やり笑顔をつくって、レース(準優)では(気持ちを)切り替えていけました。精神的に成長できたかな」。予選4位通過となりながらも優勝戦は1号艇が転がり込んだ。笑顔が〝いいこと〟を呼び込んだ。

 この優勝で賞金ランクも前日の7位から2位に急浮上。「年末(グランプリ)も勝ちたいと思っているので、これからペラ調整も勉強していきます」と、今年のダービー王は年末まで進化が止まりそうにない。