岐阜競輪場で開催されたGⅡ「第37回共同通信社杯」は20日、最終日を行った。決勝は地元の新星・山口拳矢(25=岐阜)が強豪を力でねじ伏せる2角まくりでGⅡ初制覇。優勝賞金2269万円をつかみ取った。これで賞金ランキングは8位に上昇。夢のグランプリ出場も視野に入ってきた。2着は平原康多(39=埼玉)で3着には鈴木裕(36=千葉)が入った。
深谷知広(31=静岡)の持つデビュー後最速GⅡ優勝記録524日を大幅に更新した。「ちょっと信じられないですね」と記録を479日に縮めたニューヒーローははにかんだ。岐阜では10年ぶりのビッグ開催、また3月には大垣で開催されたルーキーチャンピオンレースも勝つという豪運を誇る。「地元で、一発勝負で、そういうのに強いのかな」。笑顔の裏には自信もあった。
先月のいわき平オールスターでは「決勝には乗れなかったけど、収穫はあった。臆することなく前々に行ければ」と、輪界最高峰での戦いでもやっていけると感じていた。決勝も「最初の位置にはこだわらず」と、流れに沿った仕掛けで優勝をつかみ取った。
賞金ランキングも上昇し「ようやく(グランプリの)賞金争いできるところまで来た。意識していきたい」と、父・幸二(62期=引退)さんが2度制している夢の舞台への思いを明らかにした。賞金の使い道については「原付が欲しい」とニヤリ。先日、ロールスロイスを購入したことが話題となったが「近くに行くのに不便すぎるんで」とリアル過ぎる実情を語った。
GⅠ最速優勝の記録も深谷が683日で保持している。10月寬仁親王牌か11月競輪祭を勝てばこれも更新することになる。グランプリの切符は、またしても深谷の記録を破ってつかみ取るのか。












