日本人「白鵬翔」変わらぬ“モンゴル愛”を強調

2019年09月04日 16時30分

 優勝42回を誇る白鵬が日本国籍を取得したことが3日付の官報で告示された。白鵬は朝稽古後に取材に応じ「本日をもって、正式に『白鵬翔(はくほう・しょう)』という名前で日本国籍を獲得することができました。18年間、相撲一筋でやってきたことが今日につながった」と晴れやかな表情を浮かべた。白鵬は母国モンゴルで国民的な英雄。日本の国民栄誉賞に相当する「労働英雄賞」も受賞している。

 母国の国籍離脱は大きな決断でもあったが「人間そのものが変わったわけではないし、自分の国(モンゴル)を愛しているから、この日本という国を愛せる。両親、兄弟を愛せるからこそ、この国の人々を愛せる」と持論を展開。今も変わらない“モンゴル愛”を強調した。

 今回の日本への帰化で、かねて希望していた親方になる道筋も開けた。日本相撲協会は現役引退後に親方になるための条件として「日本国籍を有する者に限る」と規則で定めている。「今までは自分が相撲を取ることで頭がいっぱいだったけど、これからは別の道ができる。強いお相撲さんを育てるのが相撲協会、ファンの皆さんへの一つの恩返しだと思う」と後進の指導にも意欲を見せた。

 今後は現役時代に著しい功績を残した力士に対して協会が贈る「一代年寄」を授与される可能性もあるが、当面の目標は東京五輪が開催される2020年までの現役続行だ。大横綱は「ケガなく頑張っていきたい」と話し、土俵でのさらなる活躍を誓った。