夏の参院選東京選挙区に日本維新の会から立候補を表明した大阪市議の海老沢由紀氏(48)が22日、自身のホームページで、一部週刊誌で報じられた居住実態なしや経歴詐称の疑惑について、反論した。

 22日発売の「フライデー」では「維新〝美魔女候補〟疑惑の経歴」と題し、海老沢氏が2019年に大阪市議に当選した際、公職選挙法で定められている選挙前3か月以上の居住実態がなかったのではないかとの疑惑を報じた。最近では埼玉・戸田市議を当選無効となったスーパークレイジー君と同じケースではないかというワケだ。

 今月13日に海老沢氏が立候補した際にもこの疑惑について、質問が飛んでいた。

 海老沢氏はこの日、ホームページで、「写真週刊誌に掲載された事実誤認の記事について」とのタイトルで、「何らやましいことはなく、明確に説明が可能と考えております」と記した。

 居住実態については「「大阪市内にある実家に単身転居し、居住して準備を始めた。しばらくして、その選挙区には他の候補が内定した。そのため、出馬はなくなったと認識したが、候補者が不足していることは理解していたため、万が一に備えて大阪にとどまり準備を継続した。党幹部が説明しているように、大阪市東成区における市議選出馬を最終的に決断したのは数日前であるが、以上のように約4ヶ月の居住実態がある」とした。

 また海老沢氏は元プロスノーボーダーで、自身のホームページの経歴には「97ー98シーズンのスノーボードクロスで日本チャンピオン」と記しているが、協会公認の記録ではないというものだ。

 海老沢氏は「当時はハーフパイプのみが日本スノーボード協会の正式競技であり、スノーボードクロスは正式種目になる直前の過渡期だったが、競技は行われており、『ジャパンスーパーBXマスターズ・ファイナル』で優勝することがチャンピオンを意味した。(中略)当時のプロの間では、その大会で優勝したものがチャンピオンという認識であり、プロ選手の間でその認識は共有されている」との見解を示し、当時の資料を添付している。