スペイン1部バルセロナの次期監督にイングランド・プレミアリーグのリバプールを率いるユルゲン・クロップ監督(53)が浮上。すでにオファーを行った模様だ。

 スペイン紙「ムンドデポルティーボ」などはバルセロナがロナルド・クーマン監督を今季終了後に解任すると一斉に報じた。リーグ優勝を逃したためクラブ側は決断し、すでに後任候補の選定に着手している。

 そうした中、スペインの移籍専門メディア「フィチャージェスネット」は「ジョアン・ラポルタ会長がクロップ監督に、来季に向けてバルセロナの監督に就くチャンスをオファーした。短期間でチームを再建し、ラポルタ会長が好むスタイルに合致するため、ドイツ人が新しいプロセスのリーダーになることに興味を持っている」と報じた。

 同メディアによると、すでにラポルタ会長が水面下でクロップ監督と連絡を取り、就任を打診。その際にクロップ監督は「リバプールとの契約が残っている」として固辞したという。しかし、リバプールが欧州チャンピオンズリーグ(CL)の来季の出場権を逃せばクロップ監督が退団すると予想しており、バルセロナは再度アタックする方針を固めているようだ。

 スペインの名門と世界屈指の名将による強力タッグが実現するのか注目が集まる。